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株式はなぜ上がるのか?投資家が知るべき要因と仕組み

株式市場で個別株を売買することで、しっかり成功するためには、情報収集と正しい考え方と分析は欠かせません。

本日は考え方と銘柄の選び方について詳しく書いていきましょう。

株を選ぶ際の大きなカテゴリーの考え方2つ

  • 機関投資家が触っている株なのか否か?

株式には、時価総額(株価×発行株式数)が意識され、機関投資家が時価総額が小さい企業を触ることは非常に稀であるということは常に頭にいれておいてください。

もし、時価総額が大きく、機関投資家が多い銘柄であれば、もしあなたが割安であったと感じたり、上がるだろうと思っていても上がるものではないです。

あくまでも資金を張る投資家が上がると思えば資金を入れるので、株が上がると考えてもらった方がより正しいと思います。

  • 個人投資家が中心の株

機関投資家がおらず、個人投資家が中心の、小型株や仕手株、ミーム株と呼ばれているものがこちらです。

このような株は、ある程度の資金規模で動かせてしますので、1人の大口やインフルエンサーがいればコントロールが可能となります。

バリュエーションの観点というより、仕込んでおいて、何かしらの理由付けをして買い煽りをしたり、需給をコントロールしやすいので、通常の株式の値動きとは少し異なると思います。

株式はなぜ上がるのか?についての基本的な考え方

1. 企業の業績向上

売上と利益の増加

企業の売上や利益が増加すると、その企業の価値が上がります。投資家は将来的に高い利益を期待して、その企業の株を買い増します。例えば、テクノロジー企業が新製品を発売して大成功を収めた場合、その企業の株価は上昇する傾向があります。

新製品やサービスの成功

革新的な製品やサービスの開発に成功した企業も、株価が上がることがあります。市場での競争力が高まるため、投資家からの注目が集まります。

2. 市場の需給バランス

買い需要の増加

市場で特定の株に対する需要が増えると、その株価は上がります。これは、買い手が多くなり、売り手が少なくなることで価格が上昇するためです。

売りの減少

逆に、売り手が減少することも株価上昇の要因となります。市場で株を売る人が少ないと、株価は自然と上がります。

3. マクロ経済要因

経済成長

経済全体が成長しているとき、企業の業績も改善しやすくなります。経済成長に伴い、消費が増え、企業の収益が向上するため、株価が上がることが多いです。

低金利政策

中央銀行が金利を低く設定している場合、投資家は債券よりもリターンの高い株式に資金を移動させる傾向があります。これにより、株式市場全体が上昇します。

4. 投資家の心理

ポジティブなニュース

企業や市場に関するポジティブなニュースは、投資家の信頼を高めます。例えば、企業が新しい市場に参入するニュースや、大口契約を獲得した場合、株価は上がりやすいです。

投資家の楽観主義

市場全体が楽観的なムードになると、株価は上昇することがあります。投資家が将来の見通しに自信を持ち、積極的に株を買うようになるためです。

主に、4項目ありますが、現在のマーケットの株価が常に正しいと判断されているならば、今の環境下から未来はどうなるのか?を予測して行うのが必然となります。

重要な点として、あなたの未来予測ではなくて、そこにいる大口がどのように考えているのか?というのが重要なポイントになります。

どのような点に着目すれば良いのか?

  • 全体のマクロ環境はどうなのか?

機関投資家は株式のみならず、様々な金融商品を保有しており、最適なポートフォリオを組んでいます。現環境の中で全体が割安か割高かの観点や○○国のエクスポージャーを増やしたいとか、環境に応じて、投資を行っています。

マーケット全体のバリュエーションは個人投資家の判断ではなく、これらの大口の投資家がどのように判断するのかが一番重要な観点ですので、まずは、株式市場にお金が流れているのか?を判断してください。

特に、日本株は外国人の投資家の影響を受けますので、先物を買ってきているのか?や売り越ししているのか、まずは全体のバランスを見ることがスタートです。

環境が良ければ、全体が上がりますので、あなたが選んだ株だけが上がっているわけではありません。全体の環境が良い時は多くの株式が上がります。

環境が悪くなれば、上がる株式が少なくなり、ストックピッカーズする能力が求められます。

  • セクターの流れはどうなのか?

どんなに成長する株であろうと、業績が良い株だろうと、大口がポジションを解消すればその株は上がることなく下がり続けます。今市場のテーマはどこにあって、どのセクターに流れていて、どのような株が物色されているのかの共通項を導きだす事が大事です。

例えば、書いている現環境においては、半導体であれば、装置というよりAIに近い部分であったり、電力だったり、メモリ関係だったり周りの部分が物色されていたり、損保であったり、かなりセクターは特定できると思います。

基本的に持ちあがる株というのは、個人投資家だけでは持ち上げることはできませんので、必ず大きな投資家が入り込んでおり、資金を入れて、株価を持ちあげていますので、必ずどこに資金が流れているのかを、出来高や株価の動き方から物色銘柄を探してみてください。

基本的に、マクロのヘッジファンであっても、ロング主体の大口のファンドが売り越ししてくる銘柄に買い向かうことはありません。資金を入れて当面抜かないであろう投資家の存在を確認しつつ、ポジションを入れますので、必ずお金の流れはみましょう。

  • 決算について

好決算、悪決算と、決算がどうであったのかとニュースを目にすることがあると思いますが、決算の数値というのは、ある程度アナリストが分析しており、予想を出しています。

その予想がどれだけ上振れしたのか、下振れしたのか、今後指数として積み上げた時に修正EPSがどう変化するのかをベースにしてポジションをどうするのかを判断しています。

アナリストについては、決算を当てるのが仕事であり、それに基づき株価予想を出していますが、彼らのお仕事は株価がどうなるかというよりかは、自分たちがカバーしている企業がどのようなビジネスで環境がどうなのか、売上がどうなりそうかの予想を積み上げて出しています。

重要なのは、会社の予想値よりもそのセクターアナリストは様々な会社を行き来していますから、業績予想のブレが少ないセクターアナリストを個人ベースで追ってレポートを読むことで、より企業の状態を理解することが可能です。

実際の株価の値動きについては、好決算だろうと、上がるときもあれば下がるときもあります。

重要なのはどのように株価がその後動いたのか、要は大口投資家がショートカバーをしたのか、純投資したのかを判断することが非常に重要です。

企業は3ヶ月に1度四半期決算を出しますが、今の決算というよりかは、その先の将来はどうなのか?を判断して割安感があるのかを判断して資金を入れていきます。

どちらかというと大口投資家は資金を抜くのは非常にスピーディに行いますが、入れていく行為は分散して行っていきますので参考までに。

まとめ/お伝えしたい真実のお話

この記事では、上がる株式をどのように探していくのか?ということにフォーカスして記事を書いています。

企業の業績向上、市場の需給バランス、マクロ経済要因、投資家の心理、などが大きな影響を与えますが、基本的に個人でどう考えるかというより、大口投資家がどのように考えているのか?を理解して投資をするようにした方が安全です。

また、資金を抜いている環境や地合いが悪い際は、多くの株式が上がりにくくなり、株を買えば儲かるような簡単な相場ではなくなります。

難しい環境下の中で、リスクを取りマーケットに晒す行為自体は、悪い事ではありませんが、銘柄を当てる確率はかなり落ちると思いますので、個人投資家であれば、休む行為も大事ですし、環境の良い時だけ取引するというのでも良いと思います。

また、その間はマーケットに左右されない形で、制度や仕組みで取引していくことが極めて光りますのでそれも非常に大事です。

よく比較される為替の市場は実需を巻き込みますので、比較的市場は公平性が保たれていますが、株式市場は出来高もバラバラですし、お金に色が無い世界ですので、お金がある投資家が何を考えているのか、またインサイダー規制があるとはいえ、見えないDark Pool市場で取引をしていたり、情報の観点からいうと公平性という言葉は当てはまらいのがこの市場だと考えています。

裏を返せば、資金で戦う場合と、情報や仕組みで戦う場合は非常に勝ちやすく、お金を増やしやすい市場かと思います。

勿論、相場を見誤ることもありますが、特に大型の株式の資金の流れやセクターローテーションについては、私の場合は機関投資家の顔も持っていますので、取引を行っても大きなズレというのは生じにくい環境ですが、市場が何を考えているのかというのを総合的に判断する力を養っておかないと、ベクトル自体を見誤ることがあるので注意をする必要があります。

基本的に、常にマーケットの流れを追い続けるのは非常に大事なことですが、個人投資家においてはそこまでする必要はないともいえます。

経済の成長と周りの成長と同レベルで自身のお金の数量を増やしたい場合は、インデックスでも十分かと思いますし、裏を返せば、皆同じことをやりますので、基本的な経済レベルでの豊かさという面では、環境は変わらないと思っています。

富というのは、%ではなく実資産においての増え方は、資産が多いほうが加速度的に増えていくので、皆が同じように投資を行う環境にシフトしていく段階では、恒常的な物価高や経済成長の中では、インデックスのみでは特に変化は起きないです。

自分の資産の変動ともに、周りの価格も上がっていくので、日本においても、ミリオネアの人数は増えますし、海外においてはビリオネアという言葉があるように、基準が変わってくきて、より富の集中が起きやすい環境になります。

その中で、周りと同じ投資をしていることは、ごく最低限というレベルまですぐ来ると思いますから、今以上の環境を作るにはそれ以上のものを行わないと難しい環境にはなると思います。

その中で、株式の見極めも非常に重要ではありますが、他よりも差を付けて、投資を行っていくことが非常に重要になります。

自分よりもお金がある人間が実際に何をしているのか?、なぜそれを行っているのか?を理解し少しづつでも長く取り組んでいくことが重要です。

私のところでは、色々と深く勉強するよりかは、基本的に制度的なものを使いそれを追求していった方が結局楽だし、将来役に立ちますよ!というのを、選んでレクチャーをしています。

投資を行う層が徐々に増えていくと、感が鋭い一定層は、株式市場の本質的な仕組みと、その辺りの戦い方については気付いてくる人間が多く出てきます。

レクチャーしている多くの物は、人的なサービスの部分を使うものもありますが、基本的にこのような取引は、先行利益が強かったり、早くからコミュニケーションや技術を身に着けた方が、多くの人間が参入する可能性がある中では、将来得になります。

TOBも然りで、特に今年からアクティビストブームになっていることから、案件も多発し始めており、個人投資家への配慮や注目度が増しています。

株といえど、情報格差がありますよとお伝えした通り、情報戦が非常に大事なのがこの株式市場の特徴です。

その市場でしっかり儲けていくのであれば、「儲ける」という言葉の漢字と同じです。

信じる者と漢字では書きますが、ビジネスの大原則は人とのコミュニケーションです。

株も同じである程度コミュニケーションをうまく使いながら、信用を勝ち取り儲けさせてもらうのは、かなり正しい選択だと考えています。

非常に地盤や仕組みを作る上で、将来を見越して、準備をしていくことは、非常に大事ですので、先行者利益という頭は忘れないようにしてください。

その内、今の既存のこの辺りの投資家は、徐々に高齢化していきますので、誰でもチャンスがありますので、少しずつでも前に進んでみてください。

少し長くなりましたが、株式の銘柄選定のお話でしたが、端的に言うと、大口がどう考えているかをなるべく理解して乗るというのが非常に大事です。

銘柄のみならず、手法ややり方、戦術も然りで、何をやっているかを理解して、なるべく長く投資を実践できるような環境を構築してみてください。

下記には、レクチャー内容のサンプルではありますが、添付しておきます。

基本的にパッケージの物+個々でその方に合ったものは別個でご相談は乗っていますので、中身を見てもらって、気軽にお問合せください。

お金の悩みというのは、年齢/資産/収入/生活リズム/知識経験で、想定できますので、大方解決すると思っていますので。

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